ニュージーランドでのレタスの成長におけるナノバブルの役割

ニュージーランドのnanO3がレタスNFTシステムでナノバブル成長試験を実施

ニュージーランドで水とナノバブルの用途に積極的に取り組んでいる会社、Nanobubble Water Care Services Ltd(nanO3) は、2022 年に Acniti パートナーになりました。同社は、ニュージーランドでの turbiti ナノバブル発生装置と oxiti 酸素濃縮装置のマーケティングと販売をサポートするために、 ISOプロトコルに可能な限り準拠したレタスを使用したテストトライアルを実施しました。 結果は素晴らしいものでした。

植物の成長における酸素の重要性

灌漑用水の質の改善は土壌の物理的および水理特性にプラスの効果をもたらし、その結果、作物の生産量が増加します。 また、酸素は植物の呼吸において重要な役割を果たし、エネルギー生産と植物の成長を引き起こします。

水中の酸素の割合が増加すると、根の構造と根圏の有用な微生物の活動が改善されます。 当然のことながら、効果的で実用的なシステムは、灌漑用水の品質を改善し、灌漑用水中の溶存酸素を増加させることにより、生産性を向上させることができます。 Acniti 酸素濃縮器と Acniti turbiti O3 は、農地の灌漑に非常に効果的な補助装置であり、同時に水質を改善し、灌漑用水中の溶存酸素 （DO）とオゾンを増加させます。 生成されたナノバブルはすぐに水中に酸素を飽和させ、その浮力が非常に低いため、長時間水中に浸漬しても酸素の損失を防ぐことができます。

実験方法

レタスの成長における酸素とオゾンのナノバブルの役割を決定するために、実験研究が実施されました。 研究は 3 つのグループのレタスで実施され、4 週間にわたって評価されました。 最初の実験グループには、ナノバブル O2 (6 リットル/時間) と 0.2 グラム/時間の量のオゾンが供給されました（写真番号３）。比較グループ１（写真番号２）には、ベンチュリによって 0.2 gr/hr の量のオゾンのみを与えました。比較グループ２（写真番号１）には、ベンチュリ経由で空気のみを与えました。

成果

溶存酸素レベル

4週間の試験中、酸素ナノバブルとオゾンを投与されたグループの溶存酸素レベルは、2つの比較グループよりも大幅に高い数値を示しました。

試験群の溶存酸素レベルは 14 ～ 16 ppm でしたが、比較グループ1および2では溶存酸素量は 10 ～ 12 ppm でした。

レタスの重さ

4 週間中および各週の終わりに、各グループのレタスの重量を評価しました。 1 週間目と 2 週間目では、各グループの体重に有意な差はありませんでしたが、3 週間目と 4 週間目では、実験グループの体重が比較グループと比べて大幅に増加しました。 たとえば、4 週目の終わりで、実験グループの体重は 233.7 グラム、比較グループ１の平均体重は 173.26 グラム、比較グループ２の平均体重は 129.21 グラムでした。 つまり、ナノバブル過酸化水素水を与えたグループは、比較グループ１より 38.8% 重く、比較グループ２より 80% 重く、また、根の長さも、ナノバブル処理したグループの方が大幅に長い結果となりました (図 2)。

結論

7週目のナノバブル処理レタスの重量は、比較グループ１より11.32%重く、比較グループ２より43.61%重くなりました。

この試験では、Acniti バブル発生装置を使用すると、水中の溶存酸素レベルが増加し、レタスの根がより成長し、その生産物重量が大幅に増加することを示しています。

お問合せ先

ニュージーランドでのナノバブル発生器設置に興味がある場合は、Nanobubble Water Care Services Ltd （nanO3）へお問い合わせください。